鼻中隔湾曲症日記その7
ついに退院の日を迎えた。
朝食(納豆が入っていて幸せ)食べて、鼻の綿を完全に取り出して貰った。
まだシリコンプレートで鼻の中を挟んでいるので、完全ではないが鼻が通る状態になった。素晴らしい気持ちになる(但しこの段階ではまだ元の状態の6割程度)。
完全な状態になるには来週の診察でシリコンプレートを外した時らしいので楽しみにしておく。
慣れ親しんだベッドでごろごろしていたら、精算できましたとの事で無事に退院手続きをした。
会計は約14万円で、4人部屋だったので4万5千円程度差額ベッド代が入っている。
なおかつ関東ITSで限度額適用認定証を貰っているので、ある程度でアッパーがかかっている可能性がある。
そして関東ITS様は何の手続きもせずに高額医療を返金して貰えるとの事でかなりお金がかかってないと思われる。
退院したので慈恵医科大学病院についても書いてみる。
基本的に良い病院だったと思う。(進歩もあると思うけど)17歳の時に膝の全十字靱帯を再建した時よりも格段に良い。
設備が良くテレビがCSまで対応していたり、(4人部屋だからだけど)部屋に洗面台とトイレが付いているのは楽だった。選択肢がある事は良いことだ。
融通をきかせてくれて仕事とか出来るのも割とよかった。
後は鼻がすっきりすればすべてが良い思い出になっていくであろう。
鼻中隔湾曲症日記その6
退院前日となった。
生活にさほどの違いはないが、綿がまた出てきてしまったので、まさかの右鼻が通るという事件があった。代わりに鼻血も多少出てしまってだるいけど。
ほぼ健康なので、何もする事が無い。
iPhoneがぶっ壊れたので銀座のAppleストアに修理(交換)しにいくことにした。
徒歩で30分くらいなので、運動としては十分だろうと思ったが口呼吸で歩くのと、しばらくまともに動いてない状態だったので意外ときつかった。
時間があまりなかったのでさくっと交換してもらって、ビックカメラでフィルムを貼ってもらった。この店員がフィルムを貼ってくれるサービスはかなり最強だったのでまた別途記事を書こうと思う。
夜ご飯が天ぷらだったので、嬉しかった。
夜は少しだけ眠れなかったけど、マイスリーなどをもらって睡眠。
鼻中隔湾曲症日記その5
術後3日目
口呼吸だけについに慣れ始める。割と長時間そのままでも平気だしご飯もおいしく食べられるようになってきた。
これといって何も変わることがないが、点滴が無くなった代わりに投薬が増えた。抗生物質と抗アレルギー剤で恐らく炎症止めなんだろうと思った。
今日こそ鼻を貫通させて貰える!と思ったが、またしてもがーっと吸い込んで終わり。明日こそは貫通させてくれるのかな。。。
夜に鼻というかのどに違和感を感じで咳をしたら、血みどろの溶けたスポンジみたいなのがのどの奥から出てきた。どうやら鼻の奥に突っ込んであったスポンジが抜けてしまったようだ。その後も続々と出てきてしまって、ついには右の鼻は通るようになってしまった。
若干嬉しかったが血の勢いで少しだけ強くなって、若干の痛みが出てきたので不安で聞いてみたところ、その程度なら大丈夫とのこと。
日中あんまり動いてないので夜眠ることが難しい。
がんばって寝る。
鼻中隔湾曲症日記その4
そして術後2日目
この日から鼻の掃除があるという事でものすごく楽しみにしていた。
9時頃に処置室でなんか吸い込む医療器具でがーっと鼻の中を吸い取る処置を行なってもらった。初日なので周辺だけをざっとやりますねと言われたので、奥の方は一切やってないっぽい。軽く悲しい。
この日からネブライザーが開始された。鼻に蒸気みたいな感じで薬を散布するようなイメージ。
鼻が全然通ってないから効果があるのかさっぱり分かんないが、言われているのでやる。
気力を取り戻したので仕事しつつ、ちょっとゲームしたりする。
夕方に抗生物質の点滴があって、それの終了と同時にプラスチックの針を抜いて自由の身になった。
これであとは鼻の詰まりさえとれればなという感じ。
身体は健康そのもの。
鼻中隔湾曲症日記その3
術後1日目だが、状態はさほど変わりない。
座薬を入れなくても痛みがない程度にはなったが、やはり鼻が一切通ってない状態は過酷。熱は下がったもののまだ37℃くらいはあるので、だるい状態。
朝から食事が再開されて異常に嬉しかったけど五分粥&しゃけの組み合わせは結構だるい。しかも鼻が詰まっているので全然おいしくない。
昼もなんかカレー的な物に全粥だったのでとても悲しい気持ちになった。
とりあえず移動してもいいよと言われるけどあまりそういう気持ちにはならない。
会社のPCが調子悪かったので、念のためMacBookを彼女に持ってきてもらったが開く気になれない程度にはだるいので、彼女が帰った後は基本的に寝ていた。
※あと仕事でだるい報告をもらったりしたのもある
口呼吸だけで生きるのはこんなにも辛いんだと思った。
2時間くらい仮眠すると口の中がカラッカラになって凄い厳しい感じになる。マスクすればましになるのだけど、この段階ではまだ気がついてなかったので過酷さは最大。
定期的に血で汚れる鼻の綿球を交換しつつ、ただただ寝るだけの状態で一日を過ごす。
寝てばかりだったのに意外と夜も眠れたので点滴無くても余裕だった。
鼻中隔湾曲症日記その2
なんやかんやで手術日を迎えた。
4番目とのことで15時くらい目処に準備を整えておけと言われる。
前日から絶飲食の為、脱水症状にならないために水分を点滴される。10年くらい前と同じなんかプラスチックみたいな動いても大丈夫な針を刺されて点滴を受ける。喉が渇かないのですげーなと軽く感動する。
術着はなんかだぼっとしたよく見る緑色の衣類でいろんな所にボタンがついてて簡単に脱がせられるようになっている。
下着は紙のパンツみたいなのに着替えろといわれる。本当に和紙みたいな材質のパンツで汚れても大丈夫なようにしてるのかな?
んで、血栓を防ぐためにきつい手術用のストッキングをはく必要があるらしい。すごいきついからはやめにはいといて!と念を押されたので30分くらいまえに履いたけど、すげー楽勝で不安になったが、まぁいいかと放置。
とりあえず空腹だけど、術後も食えないので絶望的な気持ちになる。
15時過ぎくらいに手術室に呼ばれましたとの事で、徒歩で看護婦さんと2人で手術室に向かう。
手術控え室みたいな所でちっちゃい女の子が号泣していたので、かまって遊ぶ。最終的には笑っていたので良かった。
いよいよ手術台に向かう。簡単に手術の説明を受けて術着を横から脱がされて半裸の状態になる。緊張してますか?とか言われるけど、心音が思いっきり聞こえているので嘘をつけない。
助手の人とかと雑談していると、執刀医みたいな人が来てちょっとした確認をした後に酸素マスクみたいなものを付けられて深呼吸しろといわれる。ぼーっとしてきましたか?と問われたけど、全くそんな事はなかったので、全然普通ですと返す。
医者が点滴に麻酔的なものを注入しつつ、今からぼーっとしてきますからねーと言われた直後からすーっと意識がなくなる。
名前を呼ばれたので目を開ける。時計がちょうど見えて18時。手術1時間、麻酔抜けに1時間といった所だろうか。分かりますか?と声をかけられたので、首を動かすと気道の管みたいなのをずるっと抜かれた感触がした。
鼻が完全に詰まっていて、まともに声が出せない状態だったが、痛いですか?と聞かれるので、割と痛いですと答えたらベッドで自分の病室まで異動。
ベッドに戻ると一気に痛くなってきて、こりゃやばいと思っていた所に座薬をもった看護師さんが登場して投与してもらう。15分もすると痛さがなくなり素晴らしい。
発熱するし、鼻から血はたれてくる(自分で綿球を変える)のでこれは寝るしか無いと思いつつ全く寝れないのでiPhoneで遊ぶ。
最終的に点滴から睡眠薬的なものを入れてもらって入眠する。
鼻中隔湾曲症日記その1
そんなわけで、慈恵医科大学附属病院に入院した。
ここは割と耳鼻科では有名らしいが、比較とかできるはずもなくよくわからない。
手術の前日から入院するのが割と普通らしく、完全なる健康体で入院した。
これといってすることもなく、病院食を食べつつ21時から絶飲食という事以外は普通にしてていいらしい。
箸とかコップとか不足しているものを買いながら、じっと待つ感じ。
6人部屋が空いていなかったので、4人部屋になった。6人部屋との違いは狭さと部屋にトイレと洗面台がある事。移動距離が減るのでこれは結構でかい。手術後とかは運動能力が下がるので、とても嬉しい。
但し差額ベッド代は6500円くらい。
テレビはなんとJSPORTSまで見られるので、フットボールキチガイの自分には理想的な環境。野球もまぁまぁ好きなので、WBCも見られるしね。
冷蔵庫も備え付いていて、これもテレビカードで24時間レンタル出来る感じ。洗濯もテレビカードで出来るので、カードが通貨みたいな価値を持ってる。
一階にはローソンもあるし、売店も充実しているので衣類以外てぶらできても結構大丈夫な感じ。
来る前は厳密に個室じゃないとネットしちゃダメ!と言われていたけど、iPhoneとかを席でいじっている事にこれといって問題がないっぽい。ティザリングしてネットしてたけどこれも別に何も言われなかった。
さすがに気を使ってソファーとかがある面会スペースでPC使っているけど、問題ない、ものの客観的に見て異常性は高い感じある。